AKAGANE RESORTの前身は、大正14年(1925年)に建造された邸宅です。邸宅のオーナーは江戸時代より約250年続く京の老舗企業にルーツをもち、日本を代表する銅の加工メーカーとして歩んでこられました。
そのため、屋根や雨どいなどいたるところに、贅沢にあしらわれた銅が。令和の今、熟成した青銅の輝きを放っています。
京都屈指の観光スポットの中心にあって、門をくぐればそこは町の喧噪とは無縁の別世界。
京都のゲストハウスの中でもトップクラスの広大な敷地に数棟の邸宅をゆったりと構え、さらにその真ん中に東山特有の傾斜をいかして造形された森が広がっています。ここはまさに、東山の森に身を預ける癒しの空間。
知る人ぞ知る隠れ家スポットなのです。
重要伝統的建造物群保存地区で、時に磨かれてきた邸宅のリノベーションを担当したのは「ワサビ」の笹岡周平。歴史的建造物を舞台に、エッジの効いた空間デザインをするクリエイターが着目したのは、特徴である銅の魅力でした。銅は、時が経つにつれて赤金色から青銅色へと変色し、実に味わい深い輝きを放ちます。
高知県出身。大学卒業後、間宮吉彦氏率いる関西有数のデザイン事務所に入社。飲食店や ブティック、各種専門店、住宅など様々なジャンルの物件において設計・監理を担当。同社を退社後に、 株式会社ワサビを設立。「侘び寂び」をキーワードに、本質的に価値のあるものを追い求めて創作活動を 続けている。歴史ある建物のリノベーションを得意とする新進気鋭の空間デザイナー。 2010年より神戸芸術工科大学非常勤講師を務める。バリューマネジメントグループの数多くの物件を担当。
京都府出身。祖父に染色作家の故斉藤才三郎、父に現代キモノ作家・斉藤三才を持ち、 近代染色作家の礎を築いてきた家系に生まれる。27歳の最年少でキモノ作家としてデビュー以来、 現代空間にマッチするファッションとしてのキモノを追求。TVや雑誌などメディアにも頻繁に紹介され、 注目のキモノデザイナーとして活躍中。現在は「和を楽しむライフスタイル」を提唱し、プロダクトやインテ リアの制作まで多方面に才能を発揮している。東京ファッションデザイナー協議会正会員。