Wedding Report

京都東山の中心部に位置する、AKAGANE RESORT。一歩足を踏み入れると日常の喧騒から離れ、目の前に広がる緑豊かな庭園が訪れる人々を非日常空間へと誘います。また、もともと銅加工企業オーナーの邸宅として創建されたAKAGANE RESORTは、屋根や雨どいなどのいたるところに銅を贅沢に使用。他の結婚式場では味わうことのできない独創的な世界観に心惹かれたおふたりは、この場所を自身の晴れ舞台にお選びくださいました。

お打合せを開始した当初、結婚式に夢や情熱をお持ちの新婦様の一方で、まだ具体的なイメージが湧いていないご様子の新郎様。ところがお打合せを進めていくうちに新郎様にもこだわりがあふれだし、結婚式には欠かせない数々のアイテムをご自身でデザインされるなど積極的にご準備くださるお姿が印象的でした。そんな新郎様のお姿に新婦様も大変喜ばれ、力を合わせて創り上げられた結婚式。おふたりの仲睦まじいお姿が印象に残る、和やかな準備期間となりました。

紅葉のピークを迎えた１２月初旬。徐々に日が暮れはじめ、ノスタルジックなムードがただようAKAGANE RESORTのチャペルから、おふたりの特別な一日がスタートしました。チャペルの扉が開かれると、新郎様新婦様が寄り添いあってご入場。これからの人生を共に歩む決意を一歩一歩に込めながら、ゆっくりとバージンロードを歩まれました。ゲストに向けて愛を誓われる際、おふたりが掲げられたのは新郎様がデザインされた木製の結婚証明書。ゲストのあたたかな祝福に包まれながら、オリジナルの言葉でおふたりらしく永遠の愛を誓われました。

披露宴会場を彩るメインフラワーにはオレンジ色をチョイスされ、テーブルクロスにはブラウンを採用。季節感をふんだんに取り入れられたほか、当日お召しになる衣裳にもマッチするようにと、トータルコーディネートを意識されました。また日没を迎えたことで、ライトに照らされた銅が一層輝きを放ち、幻想的なムードを醸成。フラワー、手作りアイテム、季節、時間帯などのすべての要素が、おふたりの晴れの日を美しく彩りました。スクリーンにオープニングムービーが映し出されると、期待感を一層つのらせているご様子のゲストの皆様。大切な方々と語らう夜の宴が、新郎様新婦様のご登場とともにスタートしました。

シンプルで洗練されたデザインのウエディングケーキが皆様の前に登場。オレンジ色のフラワーがケーキを華やかに、そして側面にあしらわれた金箔が上品ながらも存在感を放ちます。ケーキ入刀をされたあとには、新郎様新婦様が同時にパクッと一口。おふたりの幸せいっぱいのお姿に、ゲストの皆様はあたたかな拍手と眼差しを送られていました。そしておふたりの中座中には、新郎様から新婦様へのサプライズの様子を撮影したオリジナルムービーを上映。貸切にしたふたりきりのホールで、愛する新婦様に向けて特技でもあるピアノ演奏をされた新郎様。愛あふれるロマンティックなムービーを目にされ、感動のあまり涙を浮かべるゲストのお姿がありました。

お色直し入場では、ネイビーのシャツとブラウンのカラードレスにそれぞれお召し替えされた新郎様新婦様。ゲストには事前におふたりの衣裳の色を予想していただき、見事的中されたゲストには豪華プレゼントをご用意されていました。さらに、ゲストのお手元にある手作りのペーパーアイテムのなかに、おひとつだけ特別なマークが入っていることを発表。“あたり”を引き当てたゲストにもプレゼントをお渡しされるなど、大いに盛り上がったワンシーンとなりました。ひとつひとつのアイテムや演出に自分たちらしさと愛情を込め、ゲストとのかけがえのない一日を過ごされた新郎様新婦様。おふたりの明るい未来を予感させるような、幸福感あふれる結婚式となりました。